梅雨明け!快晴!
ボーナスも出たし今日はもういいでしょ!ってことで、プレミアムフライデーってやつに乗っかって半休とって、混んでるとの噂のミラクルエッシャー展に行ってみた。
金曜15時でも混んでた…orz
チケット買うのに5分くらい。
チケットカウンターもエッシャーデザイン。
横から見たチケットカウンター。鏡面の球体は、展示を見た後にはなるほど感が。
展示は、「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」の8つのカテゴリ分けがされており。
CGみたいな緻密な線のデザインから、
白黒のインパクトの強い影の風景、
ループするモノグラム、
鏡面に映る風景、、
エッシャーは強い黒と太い線が、どこか日本の漫画に通ずるものがある気がして、懐かしさ、安心感みたいなものを受け取りました。
ただ、強いメッセージ性のせいか、膨大な点数のせいか、人混みのせいか、見おわった時はかなりおなかいっぱいでした。
火の鳥読んだ後のような…
エッシャーを見ながら、一点モノとか、一期一会とか、そういうものの方が個人的には好きなのだと気づく。
版画って、私たちが見るものは版からプリントされる紙で、それってレプリカが可能ということで。
本質的には、プリントされた紙も、インクののりとか、そもそも原子レベルで違う紙です、とか違いがないわけではないし、一枚一枚こだわりを持って作り上げていますという作り手の思いもあるとは思う。ただ、やはり、緻密につくられた、計算し尽くされたものというか、版そのものが作品でないところにシニカルさを感じるというか。
ゲルニカを見た時のような心の叫びを版画に感じることは難しい。
映画と舞台の違いに似てるかもしれない。
どちらがいいというものではない。
どちらも素晴らしいと思う。
でも私はキャンバスに直接筆を乗せられた絵画が好きだし、今目の前で生み出されている舞台芝居が好きなんだな。
どちらかといえばね。
ちなみに、展示ブースの造りやレイアウトが凝っていて、大変良かった。愛とこだわりを感じる展示。キービジュアルもそうだけど、センスいい。
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生誕120年 イスラエル博物館所蔵
ミラクル エッシャー展
奇想版画家の謎を解く8つの鍵
会場:上野の森美術館
会期:2018年6月6日(水)〜7月29日(日)
http://www.escher.jp
美術館と、わたし。
美術館で、アートやそれ以外について、思ったこと考えたことの徒然。
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